【「休日の寝だめ」はできる??】

2021.09.20掲載
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子供が夜の時間にスマホやゲーム、塾の宿題、、、夜更かししがちで生活リズムがつかめない。
そんな悩みをもつ親御さんも多いようです。

 

日本人の睡眠時間は世界的に短く、子供の生活習慣づくりについて、社会全体の問題として子供たちの生活リズムの向上を図っていくため、平成18年4月に「早寝早起き朝ごはん」全国協議会が発足し、文部科学省は同協議会と連携して、「早寝早起き朝ごはん」国民運動を推進しています。
ところが「早起き」に比べて「早寝」の方はなかなか意識が徹底されてこず、結果的に「遅寝早起き」により睡眠不足に陥る子供が増えているように思われます。

 

睡眠時間帯が狂うと、海外旅行で経験する「時差ボケ」と同様の体調不良が起きます。
人の脳内にある生体時計の周期は24時間よりも長いため、夜更かしには順応しやすいが、逆は苦手。
平日の夜更かしを改善せず休日に早起きしても睡眠不足を解消できません。

 

「授業中に眠くなりますか」という設問に「しばしば」「いつも」と答えた小学校5年生から高校3年生の生活習慣を調べると、「平日の遅寝」「休日のテレビやゲームが長時間」「成績不良」「朝食欠食」「平日の起床時刻が早い」などの共通点が浮かび上がりました。
もちろん、これらの点を「眠気」の原因とまでは断定できませんが、少なくとも関連性があることは認識し、対策を考えるべきです。

 

まずは睡眠の質と量を見直しましょう。
必要な睡眠時間は個人差があるので「眠くないか」「気持ちよく起きることができているか」に敏感になること。
昼間の眠気、休日の極端な朝寝坊、寝つきが良すぎることは睡眠不足や眠りの質が良くないことの兆候といえます。
睡眠時間や就寝時間に「正解」はないので、それぞれに適した寝方や睡眠時間について、自分の体が発する声によく耳を傾け、探ることが大切です。

 

新型コロナウイルス禍で生活リズムが大きく変化した今だからこそ、子供を見守る親自身が睡眠への意識を改めるよい機会になるといいですね。

 

参考資料/日本経済新聞


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