【「介護士」について】

2020.08.31掲載
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介護業界でお仕事をしていると当たり前のように耳にする「介護士」。

この福祉の現場等でよく聞かれる「介護士」は、資格の名称ではないということをご存知でしょうか?

 

介護福祉士の略称として「介護士」という名称が使われることもありますが、本来の「介護士」の意味は「介護施設などで介護の仕事に携わる人」を広く指す言葉です。

 

『介護士』の中に含まれる「介護福祉士」「介護支援専門員」など、よく似た名称の資格はありますが、名称に「介護士」という言葉がつけられているという資格は本当に存在しないのでしょうか・・・

 

実は、あるのです!!

その名称は、『動物介護士』!!!!!

そうです!その名の通り、動物の介護をするスペシャリストです!!

 

近年、私たち同様にペットも高齢化が進んでおり、それに伴って介護を要することが増えております。そんな高齢ペットを介護するスペシャリストが「動物介護士」です。

人間でいうところの「ヘルパー」のようなもので、動物介護士の資格取得することで、ペットの高齢によって起こる寝たきりや食欲不振、認知症など様々な症状に対して、正しい介護法を身に付けることができます。

また、ペットだけでなく飼い主さんへアドバイスやカウンセリングを行い、ストレスや不安を取り除くことも、動物介護士の大切な役割となります。

 

動物介護士は民間の資格なので、いくつか種類が存在します。

学習の仕方は通信講座が主ですので、ご興味をお持ちの方は、またインターネットなどで検索してみて下さい。

費用や期間も認定資格取得に要する期間や金額も民間機関によってさまざまですが、大体6か月未満で取得でき、料金は5万円前後となっております。

 

まだまだ認知も低く、目立った需要もないため、現在は動物介護士として活躍できる仕事は多くはないようですが、近年ペットの高齢化が進む中、高齢ペット向けの介護施設やデイサービス、ペットシッターなども増えてきております。

これらの高齢ペット向けの施設で活かせる資格こそが動物介護士です。

今後のことを考えると、仕事に活かせる機会もおおいに期待できる資格と言えるではないでしょうか。

もちろん、仕事としてでなくてもペットを飼っていらっしゃる方であれば、大切な家族が高齢になる時に備え、ペットもご自身も、痛みやストレスなく生活できるように、ペットに対する介護の知識を身につけておくことは、決して無駄なことではないはずです。

 

以上、今回は、まだあまり世間に知られていない「動物介護士」の資格を、簡単にではありますがご紹介させていただきました。

 

一般的に『介護』とは、「高齢者・病気の方を介抱し、お世話をすること」と定義されておりますが、人にも動物にも、『快く護る』という意味の『快護』の意識を常に持ちながら接することが、とても大切なことではないかと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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