以前、介護食の宅配についての記載をさせていただきましたが、今回は「そもそも介護食とは・・・?」の部分をお伝えいたします。
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介護食とは、通常の食事を食べやすいようにアレンジした食事のことです。
加齢とともに、かむ力・飲み込む力が低下すると、それまで食べてきた食事も「かみにくい」「飲み込みづらい」と感じるようになり、食欲の低下や誤嚥(食べ物が気管に入ってしまうこと)を引き起こすようになります。
そのため、高齢の方でも食べやすいように、調理の工夫をしたものが介護食なのです。
介護食の種類には大きく分けて以下の4種類があります。
刻み食
通常の食事を2~3mmに細かく刻んだ食事を「刻み食」といいます。
飲み込む力はありながら、かむ力や弱くなった人に適しています。
やわらか食
やわらかく煮込んだり、食材をミキサーにかけてから固めたりした食事を「やわらか食」といいます。
歯茎や舌でつぶせる程度のやわらかさで、かむ力も飲み込む力も低下してきた人に適しています。
やわらか食の中でも、歯ぐきでつぶせる程度のものから、ほとんどかむ必要のないものまであります。
ミキサー食
食べ物をミキサーにかけてドロドロなポタージュ状にしたものを「ミキサー食」といいます。
かむ力がほとんどなく、飲み込むことが難しい人に適しています。
ゼリー食
通常の食事またはやわらか食をミキサーにかけてペースト状にしたあと、ゼラチンや寒天、でんぷんなどを加えてゼリー化した食事を「ゼリー食」といいます。
飲み込みなどの嚥下機能に重度の障害がある人に適しています。
現在では、セットで販売しているものや以前ご紹介した宅配食、また、ご自宅で簡単に作れるように、レシピの紹介をしているサイト等様々な方法があります。
さらには、介護食のおせちやクリスマスメニューまで取り揃えているところもあり、バリエーションも豊富です。
介護する側にもされる側にも「食」の時間は楽しめるものになるとよいですね。
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