ひとくくりに「介護職」と言いますが、実際にお仕事をする環境は実にさまざまです。
今回は介護職のお仕事で活躍されている方が多い、主な施設形態を2度に分けて簡単にご紹介させていただきます。
これをお読みいただき、各施設の仕事内容の特徴を理解したうえで、ご自身の知識や経験、を活かし、さらなるスキルアップにつながる新たな活躍の場を、是非見つけてみて下さい!!
【1】特別養護老人ホーム
略称で「特養(とくよう)」と呼ばれることが多い施設です。
主な仕事内容は、入居者様の身の回りの介助に加え、日々の健康管理や緊急時の対応、看取り、レクリエーションやイベントなどがあります。
基本的に要介護3以上の方しか入居できないので、介護度の高い利用者が多いのも特徴の1つで、お仕事をしている間に自然と介護技術の向上が見込めます。教科書通りにはいかない介助を日々行う中で、確かな介護技術が身に付き、それは必ず大きな財産となります。
実際「特養で働いていた」ということは採用側にとっては1つの確かな安心材料となり、
特養での経験年数が長い方は「介護のプロ」という認識を持たれ、どこの現場でも重宝されておられます。
ただし、身体的な介護に携わることが多くなるため、比較的体力に自信があり、将来も見据えて今後介護士としての経験が積みたいという人には最もおすすめの施設です!
【2】介護老人保健施設とは
略称で「老健(ろうけん)」と呼ばれることが多い施設です。
主な仕事内容は入居者様の身の回りの介助、その他、適時の通院同行や緊急時対応などがあります。
施設の特徴としては、行く行くは在宅復帰を目標とする施設のですので、リハビリ専門のスタッフ・管理栄養士や栄養士なども働いており、介護のお仕事をしながらも医学的なケアやリハビリについての知識も学ぶことができます!
入居者様の日々の暮らしを支えつつ、さまざまなスタッフと協力をしながら入所者様の症状を改善させていきますので、他職種とコミュニケーションをとり、介護の知識だけに
限らず違った視点の考えも学びながらスキルアップを図りたい方にはピッタリな施設です!
【3】有料老人ホームとは
有料主な仕事内容は、入居者様の見守り、食事介助、身体介助、入浴介助となります。
これまでの2つの施設と異なる点は、民間企業が運営しているため公的施設に比べると入居者様へのサービス面が充実していて、入居者様本位の介護を行いやすい施設でもあります。
また、民間であるからこそサービスの質を求める施設が多く、接遇面でも高い技術が求められる施設が多いため、介護の技術だけでなく、言葉遣いや振る舞いに関する点なども学びたい人におすすめです。
また、民間企業が運営していることもあり、人事制度や研修・福利厚生が充実しているケースが多く、安心して長く働くことができますので、現場の経験を活かし、施設長を目指すことや、本社に異動し、施設運営側でキャリアを積まれるなど、さまざまなビジョンが描けるのもこの施設の特徴です!
以上、今回はお仕事する際に「どのようなスキルが身につくか」「待遇面以外に職場に何を求めるか」の視点で、3つの施設形態の概要をそれぞれ簡単に紹介させていただきました。
次回は、「デイサービス」「グループホーム」「訪問介護」についてご紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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