【日進月歩】

今、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。

その昔、モンゴル帝国が建国され中央アジアとの交易が盛んになると、中国大陸で流行していたペストがイタリアを経由して欧州全体に広がったと言われてます。
コロンブスがアメリカ大陸に到達して大航海時代が始まると、ユーラシア・アフリカ大陸とアメリカ大陸の間での交易が盛んになり、天然痘やコレラなどさまざまな伝染病が世界各国に広まりました。
今から１００年程前に流行したスペイン風邪は、アメリカですでに感染していた兵士が、第一次世界大戦に参戦するために欧州に渡り、全世界で流行することになりました。

しかし新型コロナウィルスは、これまでの感染症の流行とは違う面があります。

それは、感染スピードの速さ。スペイン風邪の頃は大陸間の移動は船であり、時間がかかる上に、移動する人の数も今よりはるかに少なかったはずです。
アメリカの第一次世界大戦参戦という出来事がなければ、世界で６億人とも言われる感染者が出ることはなかったではないでしょうか。
今や中国の各都市（発症源の武漢も含む）は直接世界各国と結ばれ、人の行き来が盛んになっています。
時代も変わり移動は飛行機となり移動時間も大幅に短縮されてましたが、感染スピードもその分速くなってしまいました。

別の側面においても時代は変わっています。世界の医学は日進月歩で発展しています。
必ず近い将来特効薬が開発され、新しい時代のスピードを持って全世界を駆け回ることでしょう。

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