不安要因の多いこのご時世、ストレスが溜まっていませんか?
ストレス解消といえば、旅行に出かけたり、カラオケで熱唱したり、友人と遊んだりがありますが、現在は緊急事態宣言のため自粛しないといけないので、そういったことが出来ない状況ですよね。
お家でストレス解消するには、自分の好きなものをお腹いっぱい食べるくらいしかないという方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。
好きなものをお腹いっぱい食べると確かにストレス解消した気になりますよね。
でも、実はそれは間違いかもしれません!
栄養のバランスの悪い偏った食事をしていると、うつ病になりやすかったり、イライラや不安などが強く出るといった逆効果に繋がってしまうと言われています。
ではどうすればいいのでしょうか。
人間には「幸せホルモン」と呼ばれる不安を解消して多幸感を与えてくれる脳内ホルモンがあります。
この幸せホルモンには、「セロトニン」「ドーパミン」「オキシトシン」の3種類があります。
その中でも「セロトニン」と「ドーパミン」の2つのホルモンは、脳内で分泌しやすくする成分を含む食べ物があるので、それらを摂取すれば健康的にストレス解消ができます!
ではその成分とは、どういったものがあるのでしょうか。
★「セロトニン」を作る成分「トリプトファン」
自律神経のバランスを整え精神を安定にさせるセロトニンを生成するために必要なトリプトファンは、タンパク質に含まれるアミノ酸です。
このアミノ酸は体内で作ることができないので、食品から摂取する必要があります。
トリプトファンが多く含まれる食品には、豆腐・納豆・味噌・しょうゆなどの大豆製品。チーズ・牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、米などの穀類があります。
また、肉や魚にもトリプトファンは含まれていますが、BCAAというアミノ酸が脳への取り込みを邪魔してしまうので、炭水化物(穀類、イモ類、果物など)とビタミンB6(鮭・鯖・さんまなどの魚類、ささみなどの脂身の少ない肉類、酒粕や抹茶、ゴマなど)を一緒に摂取することで脳への取り込みがしやすくなります。
★「ドーパミン」を作る成分「チロシン」
やる気を促し学習能力や仕事効率のアップ、幸福感をアップさせるドーパミンを生成するために必要なチロシンも、たんぱく質に含まれるアミノ酸の一つで、チーズ、高野豆腐、きな粉、鰹節、大豆などに多く含まれています。
チロシンは、睡眠不足やうつ症状、注意欠陥多動性障害(ADHD)などに改善の効果があるといわれています。
結構、普段から摂取しているものが多いのではないでしょうか。
これらをバランスよく食事に取り入れて、日々のストレスを解消して、この事態を乗り越えていきましょう!