2019.03.14掲載
介護業界では、書類審査には重点をおかず、面接で採用するのか・しないのかを決める事業所が多い傾向にあります。退職理由は、答えにくい質問であり、良く聞かれる質問でもあるため、気を付けるべきポイントは知っておきましょう。
介護職員が離職する大きい要因として、「賃金」「身体的理由」「人間関係」が挙げられる。待遇面の不満、給与や労働時間が自分の希望に合わず、転職を考えるケースも多いです。このようなネガティブな理由の場合、面接の際にはポジティブな説明ができるよう準備する必要があるでしょう。
例えば、「給料が安く、自分の希望には合っていなかった」という退職理由だと、採用を見送られるケースがあるかもしれません。採用する施設側からすれば、給料の不満から転職先を選ぶ人は、やがてまた同じ理由で簡単に辞めてしまうのではないか、と考えるからです。
このような、ネガティブな理由をポジティブに伝え、説明できるよう準備しておきましょう。
「資格手当がほとんどなく給料が安かったから」という理由なら、「介護福祉士の資格を活かし質の高い介護をしたいので、資格を評価してくれる会社でスキルを活かし貢献したいと思った」という説明にすれば、採用する事業所からすればネガティブな理由であったのが、逆に好印象にとらえられることが多くあります。
もしくは「人間関係がうまくいかずにストレスを感じたから」という理由なら、「職員同士の連携が強く、切磋琢磨できる環境に身をおいて介護に関する専門性を高めたいと思った」という説明に変えてみてはどうでしょうか。
面接の際、ネガティブな本音を伝え方で損してしまわないよう、ポジティブな言葉への言い換え・表現の工夫について気を付けていきましょう。