【電気のお話】

2021.07.19掲載
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私たちの生活では、もう切っても切れないほど電化製品が溢れていると思います。

そんな電化製品を使用するために電気が必要なことは皆さんご存知だと思いますが、その電気に『交流」と『直流』があります。

何気なしに使っている電化製品のほとんどは『直流』で使用するものってご存知でしょうか?

そもそも『交流』『直流』って何?と思われる方もいらっしゃると思いますので簡単に説明させていただきます。

「直流電源」とは常に一定の電圧を維持している電源で、乾電池等は使用するほど消耗し電圧が低下していきますが、プラス方向の電圧である事は変化しません。

「交流電源」は、一定の周期で電圧のプラスとマイナスが変化する電源です。

家庭で使用する電化製品がほとんど『直流』なのになぜ『交流』で送電されるのかですが『交流』の方が変圧可能で送電コストが抑えられる点が大きいようです。
また、事故の時に送電の遮断が『直流送電』に比べて容易である事も理由の一つであります。

50Hzと60Hzの違い

東日本と西日本で50Hz・60Hzの違いがあるのは、管轄する電力会社の発電装置がどの国から購入して運用したかによります。
東日本地区では、東京電燈(現在の東京電力)の前身会社が、ドイツから50Hzの発電装置を購入して運用したため、50Hzが周波数として定着したとのこと。

西日本では、大阪電燈(現在の関西電力)が、アメリカから60Hzの発電装置を購入していたことが、60Hzの定着の由来となります。
現在に至るも、電源周波数は統一されていません。

このように一口で電気と言っても『交流』『直流』の違いもあれば、電圧の違いや交流の場合は周波数の違いもあります。

何気なしに使っている電化製品ですが、それを使うために必要な電気について少し調べてみました。

日頃から使っているものを別の角度から見たりしてみると意外な見え方がするかも知れませんね。


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