2021.02.22掲載
「あなたとはA型同士だからウマが合う」、「一緒に仕事がしやすい血液型の組み合わせがある。」血液型によって性格に違いがあると信じている日本人は多いようで、職場や学校などでもよく話題になったのではないでしょうか。
いわゆる血液型性格分類ですが、根拠薄弱として専門家からは否定されるのです。
出回っている血液型性格の書籍を注意して読めば、どの血液型でも性格特徴には曖昧な記述(「普段は冷静だがときに腹を立てることもある」など)や、誰にでもあてはまるような記述(「前向きであることを肯定的にとらえる性格です」など)がちりばめられています。
こうした記述を読むと、それが自分だけにあてはまる正確さをもっているように思えてしまうのです(これを「バーナム効果」といいます)。
相手の血液型を聞いて、『あ、私とは相性がよさそうですね』とコミュニケーションのきっかけにするといったことは、日常場面でもよく見られます。
ただ、あくまでも遊びの範囲に留めておくことが必要であり、血液型と性格の間に科学的な関係があると考えることは危険です。
間違った思いこみが相手に対する偏見を生んだり、仕事の機会を奪ったりすることにもなりかねないからです。
また、そうした考えにとらわれることで、自分の行動を縛って窮屈なものにしてしまうことにもなりかねません。
好きな人が自分と相性のよくない血液型だといって、悲観する必要もありません。
上司や部下とウマが合うのは血液型の相性によるわけでもありません。
人生、自分の意思で前に進むことが大切なのではないでしょうか
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