皆さんは夏はほかの時期と比べても痩せやすいと思っていませんか?
確かに夏の暑さで汗を多くかくし、エネルギーが燃焼されてる感はありますよね。
しかしそれで油断していると逆にいつもより太ってしまうかもしれません!
ではなぜ夏は冬より太りやすいのか、主な理由として「季節ごとの基礎代謝の違い」です。
夏と冬で比較すると、基礎代謝の差はおよそ10%と大きく違ってくるのだそうです。
個人差があると思いますが、10代~20代成人で平均基礎代謝が1,210kcalとして、そこから10%であれば121kcalになります。
121kcalを消費しようと思うと、ランニングで20分、水泳で20分、自転車走行で40分も行う必要があるのです。
ちなみに汗を多くかいたとしても、水分を取ればすぐに元に戻るので汗を多くかいたからといって痩せるというわけではありません。
それはあくまでほんの一時的な質量の変化でしかないのです。
なら水分を出た分以上取らなければよいのでは?という人がいるかもしれませんが、非常に危険なのでやめましょう。
人間は体の7割以上が水分で構成されており、その内の20%が不足すると死にいたるとされています。
またどちらにしても体内の水分量が減ると、血行が悪くなり必然的に基礎代謝量を下げることになってしまいます。
また皆さんの中には、夏になると痩せる人だっているじゃない?って思う人もいると思いますが、その多くは夏バテによる食欲減退によりいつもより食事量が減っている事によるものです。
もしこれが夏以外の季節と同様の食事を取っていれば元の体重に戻ってしまいます。
それどころか、食事量が減る事で体が無駄なエネルギーを消費しないようにする為、基礎代謝を減らそうとしてしまいます。
それにより結果、涼しくなり食欲が出だした頃に、夏にくらべ多く食事を取ってしまうと基礎代謝が減った状態で栄養を吸収する為体重がいつもより多く増えてしまいます。
これが食事制限によるダイエットの弊害の1つである”リバウンド”という現象です。
(極度に太りにくいハードゲイナー等、特殊な体質の人は除く)
夏に痩せるより冬に痩せる方が効率が良さそうですね!
では、冬に痩せるにはどうすればいいでしょうか。
冬ダイエットのコツ
①からだを温める
冬にダイエットをする上で大切になるのが、からだを冷やさないことです。
からだが冷えてしまうと血流が悪くなるので、代謝の低下やむくみが引き起こされてしまいます。
からだが冷えているからといって、こたつに入ってばかりの生活になると筋肉量まで低下していきます。そうすると冷えやすく、太りやすいという悪循環にはまってしまうのです。
まずは、足を冷やさないようにしたり、お風呂に浸かるなどして、からだを温めることを心がけましょう。からだが温まったところで、筋トレやストレッチなどを行い筋肉量を落とさないようにします。
可能なら、筋肉の量を増やすことにも意識して、からだに負荷をかけるとよいでしょう。
筋肉量が増えてくると、からだの冷えが解消されるだけでなく、基礎代謝も上がるのでからだにとっても良い影響を与えることにもつながります。
②食事内容を考える
冬は、パーティーなど人が集まる席で、油を使った料理や揚げ物をよく食べるため、太りやすいと感じる人も多いのではないでしょうか。
その分、普段の料理では、あっさりして温かい食べ物を摂るようにしてはいかがでしょう。
ネギたっぷりの鍋や、スープにポトフ、おでんなど、食材を煮込むだけの料理が美味しいのも冬です。
具材には、根菜野菜(人参、ごぼう、玉ねぎ)や赤身の部分の肉、タコなどがヘルシーでさらに体を温めます。ぜひ、ダイエット食に取り入れてください。
その際、スープは糖分や油分がたっぷりなので残しましょう。
まとめ
「痩せない、太りやすいと思われがちな冬ですが、実は1年の中で冬は痩せやすい季節といわれています。」
ただし、イベントや飲み会なども多く、食欲は増える傾向にあり、外の気温が寒いことから動くのがおっくうに感じる季節でもありますよね。
痩せないと感じている人は、冬にこそ、ぜひ食事と運動量を見直してみましょう。
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